【重要】新型コロナウイルス感染症5類移行後の措置について(学生の皆様へ)
学生の皆様
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が、5類に引き下げられることになりました。
マスク着用は個人の判断となります。実習や実験、施設への訪問時など、感染防止対策としてマスク着用を要請することもあります。今後は、自分と他者の健康を考え、場所や状況に応じた適切な判断を心がけてください。
つきましては、本学の感染症予防ガイドラインの運用を停止し、新型コロナウイルス感染症に罹患した場合には、季節性インフルエンザに準じた対応をすることになります。
インフルエンザと同様に罹患した場合は、公欠の取り扱いとなるため、必ず罹患状況の報告をhatsunetsu@higashiosaka.ac.jpに行い、快復後登校した際に教学支援部へ報告してください。
これからも皆さんが、健康で楽しい学生生活を送ることを願っています。
注:corona@higashiosaka.ac.jpをhatsunetsu@higashiosaka.ac.jpに変更しました。
注:学生のホールなどに滞在できる時間は、これまでと同様に18時までです(クラブ、学友会、学生会の活動は除く)
学生支援部
2023年度 公開講座のご案内
【陸上競技部】第71回大阪学生陸上競技対校選手権大会 結果報告
【第71回大阪学生陸上競技対校選手権大会】
日程:2023年4月5日(水) ― 6日(木)
場所:大阪市 ヤンマーフィールド長居
(学校対校戦 結果)
女子総合 66点 2位
男子総合 15点 11位
(最優秀選手)
原口篤志 / 棒高跳 大会新 5m30
2023年度新体制になり初めて迎えた対校戦。
昨年2連覇を達成した女子総合優勝の連覇を目指してチーム一丸となり力を合わせて挑みましたが、エントリーした種目で参加校・人数が少なく加点対象外になるなどして今回は2位という順位となりました。今大会では、一人一人が学校対校戦のために1点でも多くの点数を入れることに今ある力を出し切って、お互いが声を掛け合いながら努めてくれました。
スポーツの力で東大阪大学そして多くの方々に元気を送れるように今後も努めてまいります。
また、うれしいことに男子最優秀選手賞に原口篤志(2)が選ばれました。棒高跳での優勝そして大会新という素晴らしい活躍を魅せてくれました。おめでとうございます。
今大会から感染予防などは継続して行う中で、有観客や集団応援なども許されるなど緩和の兆しが出てまいりました。
多くの方に応援していただけるよう選手たち一同競技に励んでまいります。
応援ありがとうございました。
(入賞者結果報告)
◆女子400m
4位 外山 桃(こども学科4回生) 58秒00
5位 邨田 菜摘(国際教養学科3回生) 59秒05
◆女子800m
3位 窪 美咲(こども学科4回生) 2分14秒02
4位 邨田 菜摘(国際教養学科2回生) 2分14秒56
5位 有廣 璃々香(こども学科4回生) 2分19秒12
◆女子1500m
優勝 窪 美咲(こども学科4回生) 4分34秒24
8位 宮崎 明音(こども学科3回生) 4分38秒71
◆女子400mH
5位 辻 歩理(こども学科4回生) 1分05秒00
6位 外山 桃(こども学科4回生) 1分05秒91
◆女子4×100mR 8位 49秒84
1走 有廣 璃々香(こども学科4回生)
2走 邨田 菜摘(国際教養学科3回生)
3走 外山 桃(こども学科4回生)
4走 辻 歩理(こども学科4回生)
◆女子4×400mR 2位 3分52秒47
1走 有廣 璃々香(こども学科3回生)
2走 外山 桃(こども学科4回生)
3走 邨田 菜摘(国際教養学科2回生)
4走 辻 歩理(こども学科4回生)
◆女子走幅跳
5位 中地 真菜(こども学科3回生) 5m18(0.9)
◆女子やり投
優勝 中村 怜(国際教養学科3回生) 47m97
7位 中地 真菜(こども学科3回生) 36m00
◆男子棒高跳
優勝 原口 篤志(こども学科1回生) 5m30 大会新
3位 井上 大裕(こども学科1回生) 4m60
◆ハンマー投
8位 坂本 真駿(国際教養学科3回生) 43m86
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◆女子3000msc(得点外)
2位 石野 帆奈(こども学科2回生) 10分55秒37
3位 宮崎 明音(こども学科3回生) 11分33秒29
◆女子砲丸投(得点外)
3位 中村 怜(国際教養学科3回生) 12m67
他、大会結果は以下のページより
≪ 対校戦で奮闘した選手たちの写真 ≫
400m 4位に入賞した外山④
3000mSC にて大幅ベスト更新し準優勝した石野②
砲丸投で12m67と60センチ以上ベスト更新し、3位に入賞した中村③
5000mを走り終えた選手たちと応援していた学生たちのゴール後の声掛け様子
出場する選手たちのために大会の運営側として協力学生審判をしてくれた学生たち
左から 福岡④、鶴井①
4×400mR 準優勝 メンバー
左から(有廣④、外山④、邨田③、辻④)
棒高跳にて大会新記録をマークし男子最優秀選手賞を受賞した 原口②
大学創立20周年・短期大学部60周年 記念公式マスコットキャラクターが決定しました!
2023年度に大学が創立20周年、2025年度には短期大学部が60周年を迎えるにあたり、 公式のキャラクターを募集して周年記念に誕生させ、周年事業はもちろん日々のSNSやホームページ、本学発信の書類等で活躍してもらおうと考え企画しました。
応募総数は期間も短く時期も年度末前で、9作品と少数でしたが、学生や教職員の投票により『ココシカ』が多くの票を集め、本学の公式マスコットキャラクターに選ばれました。
『ココシカ』
- 東大阪大学で「ココにシカない」学びを体感しよう。
鹿の棲む大学として地域に支えられて20年。周囲に気配りしながら進む本学の想いをキャラクター化しました。 - 短期大学部も合わせて5つのコースを5色のフラッグ(三角は学園訓)で表し、人に寄り添う働きが出来る学生の育ちを表現しました。
表彰式の様子
大学紹介動画に「2023年度 入学式 ムービーレポート」を追加いたしました
<本学公式>LINEアカウントの友だち募集のお知らせ!!
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オープンキャンパス情報や各種イベント情報を発信していきます。
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不明な点や質問があれば、koho@higashiosaka.ac.jp まで気軽にお問い合わせください。
令和5年度 入学式 学長祝辞
式辞
春、自然界が一斉に新しい命の躍動を始めました。今日の佳き日に、日本各地、いや、世界各国から、東大阪大学・東大阪大学短期大学部に入学された皆様、「ご入学おめでとうございます」。
皆様の、ご入学を心より歓迎いたします。
今日までお子様を支えてこられたご家族や、関係者の皆様がたに対し、心より、お祝い申し上げます。
また、公私ご多用にもかかわりませず、東大阪市教育委員会教育長 古川聖登 様、株式会社アイビック代表取締役 品川哲也 様、桃愛会会長 村上公子 様、翔友会会長 小林浩生 様、後援会会長 藤本 靖子 様をはじめ、ご来賓の方々には ご臨席いただきましたこと、誠にありがとうございます。
本学は、1965年(昭和40年)村上学園が創立25周年を迎えるにあたり、地域社会の要望に応えて創立された布施女子短期大学として出発し、1967年、布施女子短期大学を東大阪短期大学に名称変更され、時代の変化と共に地域に開かれた大学として、さらなる発展を目指してきました。2000年(平成12年)から男女共学となり、2003年(平成15年)4月、四年制大学として、東大阪大学が「こども学部」という 全国初の学部名称を有し開学しました。それに伴い、短期大学は東大阪大学短期大学部に名称変更し、大学2学科、短期大学部3学科を有する学園として発展してまいりました。ちょうど今年は大学開学20周年の年となります。また、 2025年には短期大学部開学60周年を迎える、伝統ある学園です。
本学は、一貫して、地域社会と共に地域の方々に支えていただき、地域に開かれた小規模大学として歩んでまいりました。建学の祖、村上平一郎先生が、学園設立を志され、「万物感謝・質実勤労・自他敬愛」の学園訓を掲げられました。この建学の精神は、本学が目指す「学問を通して人間を作る教育」の支柱となっております。
この教育目的を実現するため、小規模大学の特徴を生かした温かい家庭的な雰囲気の中で、学生さんと教職員が共に集い生活し、時には地域の方々と共に集い過ごす場を用意し、実践的な教育をしております。
国際社会の今、皆様はこれから世界を意識し、世界の人たちと関わり生きていくわけです。 今日、入学された人たちの中に、中国、ベトナム、ネパール、ミャンマー、フィリピン、バングラデシュから、日本への留学を志されて本学に入学された方々がおられます。さらに、大阪、三重、奈良、京都、和歌山の近畿圏はもとより、北海道、茨木、静岡、福井、広島、鳥取、香川、愛媛、佐賀と、日本の各地から本学を選び入学されました。 このような仲間と、自分の生まれ育った国や地域の生活文化を紹介し合い、語り合い、知らない世界を知り、共に生活する学生生活は、新しい発見があり、自分の視野を広げることができることでしょう。専門分野の学びと共に、これからの国際社会、多文化共生社会を生きる第一歩として、貴重な2年間、あるいは4年間となっていくことでしょう。
さて、
鷲田清一(わしだ・きよかず)という哲学者の著書に「『待つ』ということ」があります。
「現代は、待たなくてよい社会になった。待つことができない社会になった。」携帯電話が普及し、例えば、待ち合わせの形が変わった。待ち合わせに遅れそうなら、待ち合わせの時刻のちょっと前に移動先から連絡を入れる。電話を受けたほうは、待つことなく別の用事を済ませる。「待つ」ことに苛立つこともなく、待つことなしに時間をつぶすことができる、便利になったというのです。
「待たない社会」「待てない社会」になっている現代、意のままにならないもの、どうしようもないもの、じっとしているしかないもの、そういうものへの感受性を亡くし始めたというのです。「偶然を待つ」「自分を超えたものにつき従う心根」を失ったのだろうか。「時が満ちる」「機が熟すのを待つ」「未来というものの訪れを待ち受ける」ということを、私たち人間はできなくなっていくのだろうか、と問うています。
便利になり、「待つ」ということが少なくなっている今、時にはゆっくり待ちながら自分と語る時間、ぼーっと考える時間、自分と向き合う時間は、自分の心を熟す時間でもあります。
大学生活の2年間、あるいは4年間の時間を、どのように過ごすかを、ゆっくりじっくり考え描いてみましょう。時には描いたように進まないことも出てくるはずです。その時は「休憩する」「機を熟すのを待つ」こと、それは、人間の持っている感受性、心の内を磨く時間でもあり、自分自身にとっての大事な時間なのです。急がず、「ゆっくり」自分と語り、自分らしさを見つけましょう。一人一人の歩幅は違います。大学生活の時間も焦らず、ゆっくり自分らしく進んでいってください。
私たち教職員も、皆様の横で、ゆっくり、時には待ちながら、「一人一人の未来を想像させていただきながら」支援したいと考えています。
友達同士で、先生方と、たっぷり語り合い、ゆっくり「自分探しの学生生活」をスタートしましょう。
本日は、ご入学、まことにおめでとうございます。
令和5年4月3日
東大阪大学・東大阪大学短期大学部
学長 吉岡 眞知子
令和5年度 入学式を行いました
多くの保護者・保証人の皆さまにもご参列いただき、本学教職員と共に新入生の新たな出発を祝福しました。 式典終了後には学科ごとに教室へ移動し、担当教員やクラスの仲間と顔合わせをしました。
入学式の様子は、後日改めてムービーを公開いたします。
皆様の大学生活が実りあるものになりますことを願っております。
東大阪大学・東大阪大学短期大学部 教職員一同
大学紹介動画に「2022年度 学位記授与式 ムービーレポート」を追加いたしました
令和4年度 学位記授与式 学長式辞
式辞
本日、ここに令和4年度東大阪大学・東大阪大学短期大学部学位記授与式を挙行し、学位記を授与された皆様、おめでとうございます。
三年前からの新型コロナウイルス流行に終息の兆しが見られ、三年ぶりに大学・短期大学部が一同に会し挙行することにいたしました。とはいえ、ご家族の皆様には、まことに心苦しいですが、完全な終息に至っておらないことに配慮し、人数制限をさせていただいたことへの、ご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
また、東大阪市長 野田義一様、東大阪市教育委員会教育次長 北林康夫様、株式会社アイビック代表取締役 品川哲也様、後援会役員の方々をはじめ、ご来賓の皆様には、公私ご多用にもかかわりませず、ご臨席を賜りましたこと、まことにありがたく、心より御礼申し上げます。
新たな一歩を踏み出そうとしている卒業生の皆様、コロナ禍で遠隔授業や対面授業やと、変則的な学習環境の時期もあった中で、よく頑張り卒業できたことは、皆様の努力の賜物です。本当におめでとうございます。コロナという突発的な災禍が訪れ、不安を抱えながら、この日まで、長きにわたりお子様の勉学を支えてこられましたご家族の方々に敬意を表しますと共に、心よりお喜び申し上げます。
また、今日まで本学にお寄せくださいましたご支援、ご協力に対し、心から感謝し、熱く御礼申し上げます。
さて、短期大学部の人たちの学生生活は、新型コロナウイルス感染拡大のなか、今まで経験したことがない、日常を大きく変えた中での学生生活二年間、通常の学生生活を経験することが無く過ぎた二年間でした。また、大学の人たちも、大学生活に慣れ始めた一年が終わるころに襲い掛かったコロナ禍、初めの一年とは違う学生生活が始まり、戸惑いながらの三年間を過ごされました。
この間、私たちは誰もが経験したことのないこの事態に直面し、世界中の人たちが不安と恐怖の毎日を送ってきました。しかし、失うことばかりではなく、この経験から、学び得たことも多いのではないかと思います。なんといっても、命の大切さ、自分の健康を自分で守ること、周りの人を気遣うこと、周囲の人々と共に社会のルールに従い共に協力し支えあうことの必要性を、身をもって感じたことでしょう。この経験は、これから社会人として生きていく皆様にとって貴重な体験であり、そのことを忘れないでほしいと願っています。
コロナ禍で地域医療に携わる医師を題材にした小説に夏川草介の「臨床の砦」や「レッドゾーン」があります。作者の夏川草介は、消化器内科の医師として地域医療に携わっているとともに、作家でもあります。「臨床の砦」や「レッドゾーン」は、夏川が経験したコロナ禍の病院内の様子をリアルに描いた小説です。
「臨床の砦」では、「コロナは肺を壊すだけではない、心も壊す。」と言っています。「患者さんの不安や、いらだち、時には怒りだす方もたくさんいる中、それを医療者側は受け止めきれずに断ち切っていくことが義務付けられるような空気になります。例えば、不安の中でタブレットの向こうで泣き出した患者さんにゆっくり話をしていると、後ろにいる看護師さんから「次の患者さんがいるので、それくらいにしてもらえませんか」という声がかかってくることがある。これは、医師として非常に苦しい現状です。」今まで、患者さんの不安や悩みをゆっくり聴き、患者さんに寄り添う医師であったのに、そのような時間もとれなくなっている現状、コロナ禍で、日常の変化とともに、どうしようもなく知らずと私たちの心が壊されていく変化が起きているのではないかというのです。
実際、人とのかかわり方が希薄になってきていることは確かです。今、社会はコロナ以前の日常を取り戻そうとしています。コロナ禍は過去のことになっていきそうです。人々の心の変化、人とのかかわり方など、表面には見えない一人ひとりの心の内、コロナによって心が壊れてしまう経験をしている人たちがいることを意識し、人と人のぬくもりを感じる社会を取り戻したいものです。
もう一つ、夏川の「レッドゾーン」ですが、この小説に込める夏川の願いが語られています。
「2022年8月現在、医療現場はかつてない多数の患者の押し寄せる第7波である。レッドゾーンの原稿を執筆している今週も、発熱外来には連日100人を前後する患者が押し寄せている。駐車場には長い車列が生じ、入院ベッドは確保できず、一般的な解熱剤さえ無くなろうとしている。このような状況の時だが、私が最も過酷であったと感じるのは第一波なのである。未知なる茫然(ぼうぜん)とした恐怖だけが広がったあの時である。あの第一波において、人間はどのように行動したのか、何ができて何ができなかったのか。夏川は、医療現場で、どれほど過酷な現実があっても、揺るがない誇りを維持している人々を、しばしばその臨床現場で目にしてきた。医師だけではなく、看護師だけでもなく、時には患者からも、勇気や活力を受け取ることがあった。
「レッドゾーン」は現場の過酷な悲鳴を伝える作品ではない。悲鳴や避難や、他者を攻撃する声が、人間に真の勇気を与えてくれることはない。人は人を支えることができる存在なのである。必死で人と人が支え合っている現場を見て、人間のすばらしさを感じた」というのである。このような願いをもった小説「レッドゾーン」の中に、昔ペストという感染症が発症したときの小説の中にある、リウーという医師が語った語りを紹介しています。「世界がどれほど理不尽でも、人間まで理不尽ではない。医師が病人のもとに足を運び続けるのは、医師の務めではありません。人間の務めだと思うからです。病気で苦しむ人々がいたとき、われわれが手を差し伸べるのは、医師だからではありません。人間だからです。これは、誠実さの問題です。感染症が蔓延したとき、医師や牧師が感染から逃げようとその町から出てしまっては、あまり美しくない。」と言っています。
自分の身を守ることだけ考えて、自分の仕事を放り投げて逃げ出してしまっては、そこで暮らす人々はたちまち困ってしまう、こんな社会は美しいものではないというのです。
私たち人間は、人間同士共に考え合い支え合い、困難を乗り越える力を持っているのです。社会には様々な職種があり、その一つ一つは人間にとってなくてはならない仕事なのです。
これから皆さんは、その仕事の一つを担い、社会を支え、人々を支えていくわけですが、周囲の人たちに目を向け、温かいまなざしで互いに支え合い「人間としての美しい姿」で活躍されることを期待しています。
健康に気を付け、未来に向かって自分らしく、人間らしく、東大阪の地から「舞いあがれ!!」
令和5年3月17日
東大阪大学・東大阪大学短期大学部
学長 吉岡眞知子