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東大阪大学短期大学部 実践保育学科の学生募集停止について 
2025年 2月 20日
平素より学校法人村上学園ならびに東大阪大学短期大学部にご理解と、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、学校法人村上学園は2025年1月30日(木)開催の理事会において、東大阪大学短期大学部実践保育学科の2026(令和8)年度以降の入学生の募集を停止することを決定いたしました。
本学実践保育学科は、1966(昭和41)年布施女子短期大学に保育科を設置し、「保育、幼児教育に携わる担い手の養成と女子教育の機会拡大」を使命として取り組んでまいりました。2001(平成13)年には男女共学に、2016(平成28)年には「実践保育学科」に学科名称変更を行い、常に時代のニーズに応え、豊かな教養と実践力を備えた人材を養成してまいりました。本学で学ばれた多くの卒業生の方々は、保育、教育現場をはじめ各方面でご活躍しておられます。
しかしながら、18歳人口の減少や4年制大学志向の高まり、保育、幼児教育志望者の減少など、近年の社会状況の変化による影響は大きく、特に全国的に保育・幼児教育関係の短期大学は厳しい学生募集の状況に陥っております。本学も例外ではなく、その現状を打開するべく様々な努力を重ねてまいりましたが、急激な志願者数の減少により入学定員を充足できない状況が続いております。このような現状に対して慎重な論議を重ねた結果、誠に残念ではありますが2025(令和7)年度の入学生を最後に、実践保育学科の学生募集を停止するという苦渋の決断に至りました。
なお、実践保育学科の2025(令和7)年度入学生を含む、在学している全ての学生の皆様が卒業するまでの間は、これまでと同様に丁寧な学生支援体制を続けてまいります。学外施設での実習や就職支援につきましても学生の皆様に不利益とならないよう、安心して学修が続けられるように責任をもって対応してまいります。卒業後の各種証明書の発行等の手続きにつきましても、支障が生じないように適切に措置を講じてまいります。
また、本学園の4年制大学、東大阪大学こども学部こども学科については、引き続き保育士、教員養成の学部、学科として地域で活躍できる人材の育成に邁進してまいりますので今までと同様ご支援賜りますようお願いいたします。
これまで長きにわたり東大阪大学短期大学部実践保育学科の教育にご支援を賜りました関係者の皆様がたには、厚く御礼申し上げますと共に、今回の決定につきまして何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2025(令和7)年2月20日
学校法人村上学園
理事長 村上靖平
東大阪大学短期大学部
学長 吉岡眞知子