新型コロナウイルス感染症対応マニュアル
2020年 5月 29日
対面授業を再開するにあたり、学生及び教職員の感染リスクを可能な限り低減することが必要です。そのために、本学では「新型コロナウイルス感染症対応マニュアル」を作成し、留意すべき事項をまとめました。本マニュアルを参考に、感染症対策に努めていただきますようお願いいたします。
一人ひとりが自覚し「自分の命を守る」「他者の命を守る」「安全、安心な社会を構築する」ために取り組みましょう。
大原則
○ 「自分の命を守る」「他者の命を守る」「安全、安心な社会の構築」を一人ひとりが意識し、「新型コロナウイルス感染症対応マニュアル」に示されたことを実践する。
○ クラスター発生リスクを下げるための3原則を遵守し、「3密を回避」「新しい生活様式」を意識して行動する。
○ 患者、濃厚接触者、患者数が高い地域の人たち等に対するいじめや差別的な言動がないように留意する。
1. 健康管理について
(1)毎朝検温し、平熱であることを確かめて登校する。発熱があれば医療機関で受診する。
(2)こまめに石鹸での手洗い、手、指の消毒に努める。特に帰宅したら手や顔を洗い、うがいをする。
(3)自分で体調管理をし、体調の変化に気づいたら早めに医療機関に相談する。
2. クラスターの発生を下げるための「3密の回避」と「新しい生活様式」のための環境づくり
(1)基本的な感染症対策
① 「密閉空間」「密集空間」「密接場面」の回避
② マスクを着用し、手洗いや咳エチケット、健康管理に努める。
必ずマスクを着用して登校。マスクを着用していない場合、入室は禁止。(忘れた人については50円で販売しますが、通学中にマスクを着用していないのは「新しい生活様式」に反することになります。マスク着用の生活をしてください)
③ 学内ではエレベーターを避け階段を利用し間隔をとり、すれ違う時は距離をとることを心がける。
④ 飛沫感染を避けるため、必要以外の会話は避け静かに生活する。特に、授業中の私語は禁止とし、退室していただく。
⑤ 座席間を離し着席する。一定程度(2メートル程度)離す。
⑥ 学生ラウンジや食堂では対面を避け、横並びをする。食事中のおしゃべりは控えめに。
(2)環境への配慮
① 学内の随所に消毒液等を用意し、手、指の消毒(アルコール消毒)。ドアノブ、階段手摺、机、いす、エレベーターボタン等の消毒(次亜塩素酸水消毒)を使った清掃の徹底。
② 可能な限り窓は常時開けておく。開けることが無理な場合は、1時間に1回10分程度2方向の窓を同時に開け換気する。
3. 日常生活について
(1)免疫力を高めるため、十分な睡眠、適度な運動、バランスの摂れた食事を心がける。
(2)不要な外出、多数での会食は避ける。
(3)「禁煙」に努める。
WHOは、喫煙(受動喫煙も含む)について「感染した際の重症化リスクを高める」として、禁煙を呼び掛けています。本学では喫煙所以外は禁煙としていますが、喫煙所は濃厚接触の場となり、クラスターを生み出す可能性があることが指摘されております。喫煙所での喫煙について、各自の十分な配慮が必要となります。喫煙学生の皆様は、「感染した際の重症化リスクを高める」ことを考え、「禁煙」に取り組んでください。
4. 心のケアについて
一人ひとりが健康管理に努め、一人で健康な生活を送ることが困難になったり、心の健康問題で悩んだりした場合には、保健センターや、学生相談室で相談してください。
5. 感染者、濃厚接触者、海外からの帰国者、留学生等に対する偏見や差別について
新型コロナウイルス感染症は、感染経路が不明であるケースも多く、誰しも感染の可能性があります。特定の国や地域を指して、あるいは感染者、濃厚接触者に対しての偏見や差別につながるような言動は許されないことです。いじめや差別的な言動が無いよう留意してください。
6. その他
「大阪府コロナ追跡システムのQRコード」を取得し、プライバシーを守りながら感染拡大を抑えるため、情報をキャッチし伝えてもらうことができるシステムを利用する。
参考資料
- 学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~(文部科学省 2020.5.22 Ver.1)
- 「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた大学等における教育研究活動の実施に際しての留意事項等について」(文部科学省高等教育局高等教育企画課 令和2年5月15日)
- 「感染拡大の予防と研究活動の両立に向けたガイドライン」(文部科学省 令和2年5月14日)
- 「学校園における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」(大阪市教育委員会 令和2年4月)