【学生、教職員の皆様へ】対面授業再開について
2020年 5月 22日
学生、教職員の皆様へ
東大阪大学・東大阪大学短期大学部
学⾧代行 吉岡眞知子
5月21日、政府は大阪府の「緊急事態宣言」を解除、また5月14日に大阪府は「休業要請解除」の対象に大学も含め発表されました。
このことを受けて、大学・短期大学部では6月1日(月)から学内での対面授業(科目によっては対面授業と遠隔授業の併用も含む)を開始します。
対面授業再開の考え方を以下に示します。
- 対面授業実施における感染防止の環境
本学は、各学科の定員数が80人~25人という小規模大学であり、空間にゆとりがある。したがって受講生の人数に合わせ教室を設定し、3密を避け授業を行うことができる環境にある。また、各教室をはじめ使用施設は、丁寧に消毒し衛生管理を徹底することが十分可能である。 - 対面授業の必要性
4月から遠隔授業を開始し、教員、学生、両者が慣れない遠隔授業に四苦八苦しながら懸命に取り組み、成果も上がり評価している。一方、インターネット環境が整っていない、操作に不慣れで困難をきたしている学生も見受けられ課題である。また、小規模大学の利点として、各教員は各学生にメール等で個別にきめ細かな対応をしてきた。しかし、このような対応だけでは授業内容の質を担保することは十分とは言えない現状である。特に、演習授業、実験授業、実習授業等は遠隔授業では対応しきれない。 - 授業回数と授業内容の質の担保
対面授業と遠隔授業を併用することにより、授業回数と授業内容の質を担保できる。
以上の考えのもと、6月1日(月)から対面授業を実施することにします。
3密を避け「新しい生活様式」に沿って学生や教職員一人ひとりが自覚して教育活動を行います。実施に当たり、文部科学省高等教育局から示されている「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた大学等における教育研究活動の実施に際しての留意事項等について(周知)」(令和2年5月15日)に配慮して実施します。
小規模大学だからこそできる特徴を生かし、この事態の中で学修の保障を最大限に尊重したいと考えております。
「自分の命を守る」とともに「他者の命も守る」「安全、安心な社会を構築する」ことを十分意識して行動するようお願いいたします。