虎姫高校の生徒が「昆虫食」を学びました
2018年 11月 19日
11月16日(金)、滋賀県立虎姫高校の生徒4名が本学実践食物学科の松井学科長の研究室を訪問しました。
同校では、学校設定科目「究理I」の授業の一環として、4人1組の班に分かれて自分たちの興味のあるテーマを設定し、フィールドワーク活動などを通して研究調査を進める取り組みをしています。
今回来学した生徒たちは、世界的食糧難の解決策のひとつとして「昆虫食」というテーマがあること、また、このテーマを研究分野のひとつとしている本学の松井准教授のことをメディアやインターネットで知り、直接研究者から最新の知見や問題の背景や課題を聞きたいという熱意からこの訪問が実現しました。
生徒たちからは「栄養面から見た昆虫食」「安全性に関わる問題」「味や調理法」「採集・飼育の問題」など、「昆虫食」に関する多くの質問が寄せられました。
松井准教授がスライド写真などを見せながら丁寧に説明すると、高校生たちは頷きながらメモを取り、もっと知りたいことについては熱心に質問していました。
説明の後は実際の「昆虫食」を体験してみようということになり、日本や世界で販売されている昆虫食製品を見るだけではなく、調理済み昆虫食の実食にも挑戦しました。
生徒たちは事前に説明を受けていたこともあり、ほとんど抵抗感もなく昆虫食を手に取ってスマホで撮影するとともに、何種類かの昆虫を口に運んでいました。
食後の感想を聞いてみたところ「エビとカニをミックスした感じ」「お地蔵さんの味がする」などのユニークな返事が返ってきました。
この後、生徒たちは自分たちのテーマの調査研究をさらに進め、来年3月にはその内容をまとめて発表する予定だそうです。
充実したプレゼンになるように期待しています。