幼稚園・保育所、福祉施設就職説明会
2016年 6月 30日
6月23日に学内で初めて40を超す保育所・園、幼稚園、福祉施設が一堂に会した就職説明会が行われた。当初見込みを大幅に上回る参加希望が寄せられ、1号館2階の会場を急遽2会場に拡大し、100人を超すリクルートスーツ姿の学生が、各ブースに分かれ、担当者の説明に熱心に耳を傾けた。
参加したのは22法人傘下の24保育所・園と7幼稚園、12法人傘下の14福祉施設。大講義室を「保育所・園、幼稚園」の会場に、廊下を挟んで中講義室に「福祉施設」のブースが並んだ。
開始の合図と同時に、学生らが続々と目当てのブースを訪れ、具体的な施設の様子や雇用条件などの説明を受けた。ブースごとにポスターや園の様子を示した写真やイラストを掲示するなど装飾をして、学生の目を引いた。中には、施設の様子などを映した動画を流す施設もあり、学生にわかりやすい説明に工夫を凝らしていた。
短大実践保育学科2年次生のある学生は「就職活動はまだ先のことと思っていてピンとこなかったが、今回参加して実感がわいた。今日は4カ所の保育所などの説明を聞き、保育士として働くイメージが持つことができた」と話した。また、大学こども学部こども学科4年次生は「福祉施設で働くことを希望している。説明を聞いて、同じ施設でもそれぞれ特長があることが分かった。『ぜひ就職してほしい』と熱心に誘ってくれた施設があったので、実際にその施設の見学にいってみようと思う」と就職に意欲を見せていた。
一方、保育園関係者は「だれもブースに来てくれなかったらどうしようという不安もあったが、いざ蓋を開けてみると、何人もの学生が熱心に説明を聞きに来てくれた。ぜひ保育士として採用したい学生ばかりだった」と採用への期待を寄せた。福祉施設関係者も「なかなか厳しい職場だが、心構えのできている学生が目立ち、ぜひ一緒に働きたいと感じた」と話した。
今回の説明会の企画から運営までの実務を一手に担ったキャリアサポートセンターの辻田順寿課長は「企画した当初は保育所など20ぐらい集まっていただけたら、と予想していたが、2倍を超える参加希望があり、ありがたい限りだ。学生も熱心に回っており、就活の意識も上がってきたようでよかった」と成果を喜んでいる。同じように準備に奔走した同センターの神尾志奈子さんも「初めてのことなので、こちらも準備に戸惑うことが多かった。学生が満足してくれたことはもちろん、参加いただいた保育所や幼稚園、施設関係者の方々にもお礼の電話や手紙をいただき、感謝すると同時に、実施して良かったと満足している」と述べた。
同センターでは秋にも同様の説明会を検討しており、学生の就職活動を後押しする考えだ。
ご参加いただきました各法人の皆様方、この度は誠に有難うございました。