COLLEGE MAGAZINE

インタビュー vol.8 品川 英朗 学科長

「健康栄養学科」の学びの視点を学科長にお伺いしました。

品川 英朗 健康栄養学科長
COLLEGE MAGAZINE vol.18 Interview vol.8

「健康栄養学科」で学べることと、卒業後の進路について教えてください。

東大阪大学短期大学部 健康栄養学科は、栄養士になるための学科です。栄養に関する全般的な知識と、習得した知識をどのように実践で活用していくかを学びます。本学は栄養士養成校ですが、調理室や教育実習施設などは管理栄養士(※)養成校に負けないほどの施設を備えています。より実際の現場に近い施設で学ぶことができるというわけです。
卒業生は病院や給食室のある事業所、学校、特に保育所や幼稚園などに就職しています。
(※)管理栄養士資格…栄養士よりワンランク上の資格

他校とは違う「東大阪大学短期大学部 健康栄養学科」ならではの活動はありますか?

東大阪市は「食育」に力を入れている市です。デパートやショッピングセンターで健康相談を受けたり、保育所や幼稚園で児童に食育を行ったりしています。本学の学生も市の食育活動やボランティア活動に積極的に参加しています。
また、東大阪市の企業とコラボレーションしながら、「なにわの伝統野菜」などの食材をテーマに東大阪大学短期大学部のブランドを作っていこうという動きもあります。東大阪市内にお住まいの方は目にする機会があるかもしれませんね。

在学生から「実習が楽しい」とよく聞きます。どのような工夫をされていますか?

料理を考えたり、作ったりすることが好きな学生がほとんどなので、まずは学生たちにレシピを考えてもらい、それを実際に作ってもらいます。こちらから与えるのではなく、学生主体の実習です。だから、在学生のみんなが「実習が楽しい」って言ってくれるんじゃないでしょうか。
先日は豆腐ハンバーグを作りました。課題は「カロリーをいかに減らすか」。その1つの方法として、お肉を減らして野菜と豆腐を用いてはどうか?と、学生たちが考えて作ったんですよ。とても美味しかったですね。学生自らが考えて、行動できる、そういう実践的な教育を目指しています。

入学を考えている高校生にメッセージをお願いします。

栄養士は「食」を通して健康を考えることができる職業です。だから、「食」に興味があって、更に人に対して、人の健康に対して気遣える、そういう学生さんにたくさん入ってきてほしいと考えています。
私は学科長としてはまだまだ若輩者ですが、学生さんたちと共に、色々なことに挑戦したいと思います。そして将来、みなさんが社会で栄養士として立派に活躍できるように全力でサポートしていきます!

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